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ロータス神奈川侃々諤々

Vol. 11『新しいビジネスへ 自動運転によって広がる未来』

2003年に、衝突被害軽減ブレーキが市販車に搭載されて以来、自動運転は日々進化してきました。昨年の11月には、市販車で初めて「Traffic Jam Pilot」が搭載された車が誕生し、レベル3の型式指定を国土交通省から取得しました。 

※Traffic Jam Pilotとは、混雑した道路上において、自動運転を可能にした技術です。


これによって、高速道路等の渋滞時には一定の条件のもと、ドライバーに代わりシステムが運転操作をおこなう自動運転が可能となりました。

自動運転ときくとドライバーが運転操作をおこなわずシステムがすべての運転をおこなうイメージがありますが、システムの性能よって「レベル0~レベル5」まで設定されています。

・レベル0(自動運転なし)
ブレーキ・アクセル等のすべての運転操作をドライバーがおこなう状態。

・レベル1(運転支援)
ブレーキ・アクセル操作、ハンドル操作のどちらかをサポートするシステムが搭載された状態。

・レベル2(部分的自動運転)
ブレーキ・アクセル操作とハンドル操作の両方をサポートするシステムが搭載された状態。
運転支援として位置付けられ、ドライバー責任による自動運転になります。
ここまでは、すでに実用化されており、多くの市販車に搭載されています。

・レベル3(条件付自動運転)
ここから自動運転となります。一定の条件下で全ての運転操作をおこない、緊急要請時にはドライバーが対応するシステムが搭載された状態。 事故時の責任はドライバーとなります。

・レベル4(完全自動運転[特定条件下])
特定条件化において全ての運転操作をおこなうシステムが搭載された状態。 レベル4以降の事故時の責任は、法整備がまだ完全に解決されていません。

・レベル5(完全自動運転
全ての運転操作をおこなうシステムが搭載された状態。


現在、多くの自動車メーカー、関連企業が自動運転車の市販に向け開発をおこなっております。2030年ごろには、市販車として世の中に夢の完全自動運転車が販売されているかもしれません。 


自動運転の実用化によって、さまざまなことが変わります。 高齢者、脇見運転等の交通事故の減少、道路標識の削減、高速道路等の速度規制の緩和、また、バス、タクシー、カーシェアリングの自動化等。また、目的地に着くまでの自由時間が増え、ネットショッピングやゲーム、映画鑑賞、読書等、自分がやりたいことに集中できる時間も増えるでしょう。  


新たなビジネスも考えられます。 例えば、自由時間が増えたドライバーのために大画面モニターを搭載し、大音量で楽しめる映画やゲームなどのコンテンツ、商品を紹介するオンラインショッピングや、自宅迄届き、自動返却できるレンタカー、ワンボックス等を改造し、寝ている間に目的地へ届ける自動ホテルなど考えられるビジネスはたくさんあります。  


新しい年の始まりです。自動運転によって広がる未来、新しい可能性に挑戦してみてはいかがでしょうか。  



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