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ロータス神奈川侃々諤々

Vol. 7『ITが世界を変革する時代へ』

レガシーシステム(過去の負の遺産・慣習)へ 執着する考えを改め、
イノベート(革新)する デジタルトランスフォーメーション


本格的な秋を迎え、最近は過ごしやすい日和が続いております。 しかしながら、コロナ禍に関しては、まだ全く予断を許さない状況ですので、 今まで同様の感染予防対策が大切になります。

皆さまは、「デジタルトランスフォーメーション」という言葉はご存じでしょうか。 デジタルトランスフォーメーションとは、狭義では「IT技術による、問題解決」といった意味ですが、広義では「ITの浸透により、旧来の生活様式から社会慣習(レガシーシステム)まであらゆる場面で革新/変革をもたらし、人々の暮らしを良い方向に向かわせる方法論」の事を指します。

2004年に、このデジタルトランスフォーメーション(Digital transformation/略称DX)を最初に提唱したスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によると、 「DXにより、情報技術と現実が徐々に融合して結びついていく変化が起こる」 と未来予想をされております。

その例として、最近では河野太郎・行政刷新担当大臣が「行政の現場から、印鑑を無くそう」と提議されておりました。こうした「押印文化」の非効率を「電子承認」に変えていく事もあるいは古くは、1998年に制定された「電子帳簿保存法」により国税庁が管轄する所得税や法人税といった税に関する法令関連の書類や帳簿を、 デジタル化したデータで保存することが容認された。 これらもDXによる改革の一例です。

かつて、アマゾンは、ユーザーがどこにいても何でも好きなものが買えるという世界を構築し、買い物に行くという「行動」を完全にデジタルに置き換えられました。
その影響は大きく、シアーズやトイザらスといった米国の大手小売業が破綻しました。

さらに言うと、アマゾンは、膨大なユーザーの購買行動という「ビッグデータ」を活用し、「よく一緒に購入されている商品」や「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といった今では多くのECサイトでも実施されている「レコメンド機能」を最初に導入した先駆者でもあります。

このように、人々が今まで当たり前のように行っていた「役所の業務」や「お買い物」 といった行動様式から、「購買選択」という人々の「欲求行動」までも、DXのチカラによって、全く新しい「当たり前」を構築しました。

確かに、こうしたIT技術の活用は、大きな資本や新しいテクノロジーなどを必要としますが、それ以上に重要なのは「気づき」です。

日本人は「技術・経験を生かしたテクノロジー革新」は得意だと言われていますが、 この「気づき」に関しては、日本人は苦手だと言われています。

これからの時代、ITテクノロジーは飛躍的に進化していくでしょう。
そこで皆さまは是非、今まで当たり前のように行っている「仕事」「生活」「娯楽」などの様式を「疑ってみましょう」「検証してみましょう」そして「データを分析してみましょう」そこで生まれる新しい「気づき」こそが、大きな革新につながります。
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、あくまでそれらを実現する手段です。








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